魔族が交易の手引きをしている可能性が高かった。

そもそも王宮にマールとクロノを入れとく意義てあんまない? ただ何となく原作寄りじゃなくなるというだけ。

○マールが兵士に連れられ王宮へ向かっても合言葉について騎士団長の前では答えられない展開。

解放されるが、王妃失踪の件に関して口外しないように言われる。王妃失踪が誘拐であれば、犯人から何らかの要求がくるはずで、しかし王妃が行方不明の情報が広まっていたら誘拐犯人とは関係ない者が犯人を演じて身代金要求をしたりして交渉が困難になる恐れ、についてわざわざ一般人に説明するとは思えない。ナレーションで保管するかしない。

見間違いされやすいので、オールバックのポニーテールをほどくように言われる。

マールが城を去って街でうろうろしているとカエルを発見して驚く、日頃護衛としてリーネを見続けていたカエルだったので髪型の違っていても声をかけてくる

服装的に現代風味のマールは目立っていたので人々の視線を奪っていた。その視線の先を追いかけてきたカエルだった。

カエルに対して誤解を解くいていると、クロノが到着する。
クロノはカエルを見て驚くが誰もつっこまないので、つっこめずにいた。
カエルはリーネ捜索の為に去っていく。
クロノは帰る手段(ゲートホルダー)を得たという。今ならまだゲートが存在するので急いで山に戻ろうという。
でも山には


○マールに合言葉を聞かない+魔族の擬態案件がガルディアにまで伝わっていないときの時の展開。

○トルース山にて「王女様!」と呼び止められる。もう家出したのがバレたのかと思ったマール。でも目の前にいるのは槍を持った兵士。現代で考えられない状況に恐怖する。
「ここは魔物が蔓延る地域です。なぜこのような場所にお一人で…」
魔物…兵士が体何を言っているのか判らなかったマール。
「王女様!まさか頭を打ってしまわれたか!」

 

○「いえ、それは大丈夫です。魔物について改めて説明して欲しいのですわ」

王女を保護したならまずは携帯電話で上司に報告するはず。
兵士から発せられる言葉や行動について不自然極まりない。
マールはこの世界がファンタジー的な異世界の可能性を考えていた。兵士が自身を王女と見間違えているならば、話を合わせていればこの世界の情報が得られるかもと思ったマール。

兵士もまたマールの会話に合わせた。王族に従者としての振る舞いを試され評価されていると思った兵士はマールの質問に対して真面目に答えた。

「魔物は魔族に近いしい存在の生物です」

「魔族とは何?」

「魔族とは太古の昔から人に仇なす存在です。」

「仇なすとは具体的にどういった意味ですか?」

王女の前で魔族の蛮行についてを言葉にするのはマナーに悪い。暴力的な表現、血生臭い表現を極力避けて説明するにはとても困難で、言葉に詰まる兵士。時間をかけながら言葉を選ぶ。 

「魔王軍との戦いに疲弊した我が軍は自ら南部橋を破壊し、魔王軍の侵入を阻止しました。しかし、それにより南部側との流通は経たれ、これによる国の経済損失は大きく…」

兵士の解説によるとガルディア東部、海を越えた先に魔族の国がありそこから戦争を仕掛けられているという。魔族は空を飛べ、海も渡れる者もいて、安易に船を使うと襲撃される。もし魔族がいなくなれば一船が世界へ向けて国交が可能になり、今よりももっとガルディアの繁栄が望めるのだという。

ガルディアという言葉を聞いて理解が追い付かなくなるマール。ここが異世界だと思っていたマールにとって、自分の知るガルディアなのか確認する必要があった。

今が西暦何年かを聞く。
西暦1600年ガルディア歴600年だと知り呆然とする。この時代の王女(リーネ)として扱われている事に気付くものの、今さら人違いを主張して嘘つき呼ばわりされたりするのが怖くて言い出せなくなる。

馬車に乗せられ王宮に運ばれる。現代風味服装だったが、正門からの入場にはドレスが必要だと侍女に言われ、裏門から入場する。
マールにとって王宮とは祭事の時にしか入れない場所でもあり、内部構造にうとかった。よって、おめしかえにどこに行けば良いのか判らなかったが、侍女が忙しそうに先々に行き、それについていく。リーネじゃない事を説明しなければいけないが、動きを止めると叱責される。【勝手に城を抜け出したオテンバ王妃】だと認識されている。侍女はリーネの姑から監視監督の命令を受けていてその責任を取らされる事を恐れていた。

ドレスに身を包んだマールは王へと挨拶させられる。侍女の圧が強すぎて、そうしなければいけない気持ちにさせられていた。 

王の間にはこの国の大臣がいた。軽く会釈するマールだったが、大きな違和感を感じる。現代でも人と会うと時々小さな違和感を経験していたマール。代々王族の女系には希にそういった感覚が備わる事があったが、マールにはそれが何を意味するのかまでは判らなかった。
マールはこれまでの人生で経験した事ない強い違和感を大臣から受けていた。

※マールの能力はリーネも有するもので魔力感知の能力である。魔族から漏れでる魔力を感知する能力がマールにはある。

ヤクラはガルディアの大臣に擬態して国政を支配しようとしていたが、リーネに魔力感知の能力があるのが目障りであり、殺害のチャンスを伺っていた。

とはいえ魔力感知の能力が人間にあること事態がそもそも信じられなかったヤクラ。魔族の誰かがリーネに擬態して王家に潜入している可能性について考慮し、誘拐して尋問にかける。

ヤクラが属する東部魔族にとって人間以上に脅威なのが人に擬態する能力者の多い西側魔族についてだった。西側魔族が人間界を操り東部魔族に攻撃を仕掛けてくる場合、人間と魔族の両方を相手にしなければならず東部のまぞくは圧倒的に不利になる。ガルディア軍はフランスから大量の火縄銃を輸入していたが、海上の交易ルートを魔族の目をかいくぐり抜けるのは困難であり、魔族が交易の手引きをしている可能性が高かった。


↑の文面は中世終わって、マールの視点解説編としてやる。

? どうやってリーネは誘拐された?
 原作通りならカエルの過失のようなもの。

カエルの護衛交代時間(トイレに離れた隙)に大臣からヤクラに戻り、時速500kmでその他護衛を蹴散らしリーネを咥えて城から森までジャンプ。

森の上を走って修道院へと連れていき、リーネへの尋問を部下に任せる。王宮に戻りるとカエルがリーネの行方不明に気付いてなってあたふた。兵士が総出でリーネを探している。兵士がトルース山からリーネを連れて帰ってきたとの報告を受ける。何かの間違いかと思ったヤクラは偵察コウモリの召喚をして修道院からリーネが逃げていないか確認する。
ヤクラは偽物リーネが何者なのかを探りたい。もし自身の正体を見破るのであれば殺そうと考えていたが、そんな素振りは見えず、コウモリを張り付かせて監視していた。

偽物リーネは落ちつきがなく、門の近くでうろうろしていた。偽物リーネはタイムスリップに困惑し、ゲートの出現ポイント(トルース山)にて助けがくるのを待つべきかを考えていたが、王は行方不明直後だからと外出を禁じていた。リーネ本人ではないと早く言うべきだったが、言いにくい。でも行方知れずのリーネが気掛かりであった。嘘をつく経緯となった一部始終を話して理解を得ようと思ったとこで


◆クロノがやってくる。
クロノは街にて奇っ怪な格好(現代風味の服装)のポニーテールの女性がいるとの噂を聞きつけ、人々の話を聞きままわる。女性が兵士と一緒に馬車に乗った光景、王宮方面に向かったという話を聞きつけ、王宮へやってきた。

王宮の門は閉ざされていて、クロノは門番に入りたいと願うもののに許可証の問題で入れない。トルースのふもとから王宮までは徒歩で1時間、馬車で20分。ルッカのとの約束で3時間以内にマールを連れて戻らなければならなかったクロノは焦っていた。門からマールの名前を叫んでいると、門番に取り押さえられる。

庭の方からクロノの声を聞き付けたマールは急いでかけつけ、客人として扱うように門番に指示する。
王妃が特別に入場を許可する男について、門番及び、王宮の従者らはざわつく。
不倫、逢い引き、有らぬ憶測が飛び交いながら、マールは客人の間に連れていき、正体を明かした。
クロノは詳しい話を聞いている余裕は無かった。ゲートの安定性がまだ不明瞭でいつ消失するか判らず、早く元の世界に帰ろうといい、マールを連れだそうとした瞬間、マールが消失してしまう。(その光景はヤクラの偵察コウモリが部屋の隅で監視していた。)

事態が呑み込めなかったクロノ。異常な光に包まれて消えたマール。部屋の外で待機していた護衛が突入する。王妃がいない件をクロノに問い詰める。

答えようがなかったクロノは捕まるリスクを犯して逃亡をはかる
トルース山で化物に襲われて逃げてきた件、マール消失等、想定外の状況が重なっていた。1時間後には化物が潜む山に状況を知らないままのルッカが救助に向かってくる。マールの問題を放置してでも今の状況をルッカに報告する必要性があった。

そのルッカはクロノが先方した後、ゲートの周囲をドローンで調査していて魔物を存在を認知した。
単なるタイムトラベル現象じゃない。異常な生物が潜んでいる世界だと気付いたルッカは千年祭会場から護身用アイテムを揃え、予定より早くクロノの救助に向かった。

武器不法所持の問題もあろうが、細かい事は気にしていられずクロノを探して下山した。道中、無線でクロノから話を聞く


マールの消失がリーネ王妃の行方不明と関係があると推理したルッカは歴史の授業を思い出す。

王妃失踪は現代の七不思議として扱われていた。
王妃はセキュリティの目がある王宮から忽然と姿を消した。王妃捜索の最中、教会を盗賊らが占拠している事が判明。盗賊は王妃を利用して教会を身代金要求の場にしようと計画していたがガルディアの制圧にて王妃は奪還されるという歴史。

しかし大きな謎、盗賊は監視の目をかいぐくり、どうやって王妃を誘拐したのか、この謎は解けない謎としてしばしば現代では考察されていた。王宮内部から誘拐の手引きがあったとか、王家の退屈な生活に不満していたリーネが教会にて男と浮気していて、その男が誘拐犯人で利用された等、その手の恋愛ドラマが流行った事もあった。

魔物や魔族が存在するこの異世界がガルディアが同じ歴史を辿るのなら、リーネは教会にてそれれを保護すればマールは現れるのかもしれない。確認の為に教会の様子を見に向かう二人

~教会~

教会前にてクロノと合流したルッカ。これ見よがしに刀を街中で携帯していると通報されるリスクが有りそうなので柄に収め、リュックに縦にして入れる。

入口には誰もいない。扉は開いていて、外の光が室内に入り込んでいる。ステンドグラス越しに色彩が床に跳ねる。

盗賊に恐怖しながら教会の様子を確認する二人。もし盗賊が占拠しているならば通報すれば良いのだろうが、見たところ教会は普通に運営されている様子。

シスター達がマリア像に向かって祈りを捧げている。

教会というよりは大聖堂であり、パイプオルガンがとてもよく目立つ。

ゆっくりと入場するルッカ。盗賊に襲われる気配があるならそのまま踵を返して逃げる気持ち、外にいる通行人に助けを求めるつもりだった。

シスターが熱心に祈りを捧げている様子で二人に気付く素振りはない。
大聖堂の中を歩いている頃、ちょうど日が登り、ステンドグラスに照らされ光るものを発見する。

王家の紋章の入った髪飾りを拾ったクロノ達。

王妃の物だとすれば、やはりここに王妃が囚われているのだろう。それを拾った自分達がこれを証拠に通報すればいいのだろうが、王宮から逃げた一件含めて、丸く収まるのか不安が募る。

このまま何食わぬ顔で外に出て髪飾りの証拠を持って通報しようと思っていた二人だったが、魔族が扮するシスター4人が異変に気付いて二人を囲んだ。

シスターは二人がリーネ誘拐に気付いたと思い、口封じしようとする。
シスターの一人が魔術を唱えると、全ての出入り口の扉と鍵が締まる。

4人は笑顔でクロノ達に近付いてくる。教会のシスターに擬態していたミアンヌ達は右手の変身のみを解除した。

クロノとルッカの首筋に鋭い爪を当て、耳元で小さく『騒いだらコロス』と脅した。

その場で殺さないのは血しぶきで服や床が汚れる事、つまり掃除への手間への配慮である。大声を出されて教会の外にいる市民に気付かれて通報されるリスクへの配慮だった。

異常に大きな手、鋭い爪。盗賊に襲われる事を恐怖していた二人にとって、全く想定外の出来事に夢でも観ているのかと思った。

その正体が魔族だとは知らなかった二人にとって化物じみた手を見ても脅きはすれども現実感はなく、冗談かと思うが、すぐさま首にめり込んでくる爪。トルース山で目撃した魔物の件もあり、得たいの知れない存在に支配される。

ミアンヌの一人がオルガンを鳴らして、からくり扉が開く。
この先に連れていかれると尋問、及び拷問が待っている。クロノの達の身辺情報を調査され、魔族が擬態するのに価値がある者かどうかが判断される。価値があれば成り済ます為の情報を引き出し続ける為に生かされるるものの無ければ殺処分(食糧に)される。

人質が二人もいる。一人が抵抗しようものなら見せしめに躊躇なく殺されるかもしれないと考えるルッカルッカはリュックに付けていた防犯ブザーを鳴らして敵を驚かせている間に逃げるべきか、それともエアガンを素早く取り出して攻撃してみるべきかを思案する。だがリュックの重量が10kg程あり、背負ったまま逃げるのは困難であると判断した。

ルッカは防犯ブザーで敵を怯ませ、その隙にエアガンで威嚇しつつ、クロノに抜刀の準備をさせた。

戦闘体制に入ったクロノ達の行動に合わせるようにミアンヌ4体も擬態を解除し、戦闘体制に。
逃げ道を封鎖するようにミアンヌの一体は出入り口にて待機していた。

ミアンヌは上半身が人型、下半身は蛇にて下半身の部分は2mあった。いわゆる下半身大蛇であり、その半身を這いずって動く為、移動速度は人間よりも遅い。

しかしミアンヌは下半身をとぐろ状にしネ状運動をすれば1m飛べる。バネを貯める間に大きな隙があるものの一旦飛べばその瞬間の最高時速は40km程あり、車のような速度で牙や爪の攻撃が飛んでくる。

ミアンヌの身体能力は低級の魔族であるが、スパイとして人間界の言葉を学習できる優秀な頭脳がある。擬態の魔術が使え、教会のシスターに成り済ます演技力、そこに価値を見い出だされ、上級魔族のヤクラに雇われていた。

クロノが刀を振り回し、遠目からルッカがエアガンで攻撃する。
真剣を持つのが初めてだったクロノ。生物に向けて刃を向けるのも初めてだったクロノは積極的に攻撃するというよりルッカと自分の命を守る為に威嚇している状態だった。

入り口の扉は単に鍵が掛かっている訳ではなく魔術的な力でも開かなくなっている。


ミアンヌに囲まれている状態で時間が過ぎていく。

ルッカの鳴らしたブザー音を聞き付けて、奥の部屋から魔族が10体出てくる。弓を持った魔族らが取り囲み、クロノ達に武器を下ろすように要求した。
だが武器を捨てて問題が解決できるものでもなかった。
武器を捨てられないでいると、鎧を来た魔族が特攻し、クロノを殴り飛ばし気絶する。

ルッカは足元にエアガンを置いて降伏。サイレンの鳴るブザーが破壊され、奥の部屋へ連れていかれる。

魔族達が倒れたクロノを運び、扉を背にする。

 

 

~カエル視点~

カエルはリーネ発見の報を受けて王宮へ向かっていた。しかし王宮へ戻るものの再び行方不明として王宮は騒がしくなっていた。
誘拐の容疑者として【王宮から逃げた赤髪男】の情報を元に、屋根づたいにジャンプしながら捜索していた。


カエルは直ぐにそれらしき犯人を発見した。捕えて尋問にかけるより、尾行して妃の居場所を探るのが得策だと判断した。

男は民家に干されたタオルと服を盗み、着ていた衣類を代わりに置いた。タオルで赤髪を隠して変装しているつもりなのか、その状態で人混みに紛れた。その後、謎の黒いもの(無線機)に語りかける奇妙な姿についてカエルは疑問視していると、男はその後、人目を避ける様にしながら路地裏を抜け教会の方角へと向かった。

男は女と合流し、話し込んでいる様子だった。話し終わると教会内に入った。カエルは姿勢を低くして忍び込み、教会の壁づたいを登った。

その時、二人が王妃の髪飾りを拾うが、カエルはその瞬間を見ていなかった。二人が王妃の髪飾りを懐から取り出して教会側に渡している可能性、教会とグルになっている可能性を考慮し、観察していた。


○魔族達が倒れたクロノを運び、扉を背にした瞬間、隙が生まれた。

普通のアマガエルは体長の10倍を飛べる。人サイズのカエルであれば一回のジャンプで10m以上を飛べ、その際に推定される最高瞬間時速は400km相当に達する。

このカエルは純粋なカエルではなくカエル人間であり、その跳躍力は半減するものの日々のトレーニングにて強化されていた事もあって能力は純粋なカエルに匹敵している。

背後を狙われた魔族達。斬られた自覚するまでには次のターゲットが既に斬られている。乱戦の状態の不意打ちであり、魔族側にとっては敵が何人で、どんな攻撃を受けているのか理解するのに数秒かかる。
おぼろげに緑の物体が飛び交っているのは認識できるが、その正体を判別する5秒後には、フロアにいた魔族は全滅していた。

クロノ達にとってはカエルも魔物に一瞬にしか見えなくて怯えていた。


カエルは倒れていたクロノに手を差しのべ、起こした。。
「弱い奴だな…。だが女を守ろうとする騎士道精神は評価に値するぞ」


「ところでなぜここが魔族のアジトだと判った?」

答えにくい質問に戸惑う二人。盗賊が占拠している情報は400年先の未来で得られるもの、でも実際に占拠していたのは盗賊ではなく魔族であった。

「魔族て一体なんなの?」
純粋な疑問をぶつけたルッカ
カエルにとっては想定外な返答だった。
「なに?まさかお前達、魔族を知らないだと?」
カエルの知る限り魔族が存在しない外国はある。魔族を見た経験がない人間は稀にだが存在する。しかし魔族を知らないという人間は見たことなかった。 
「本当に知らないのか?」

「ええ、(ドラマやフィクションでしか観たことない。貴方こそ人間離れした姿をしているので魔族?)」

「お前達、まさか私の事も知らないのか?」

「ええ、」

「まさか私を知らない者がいるとは…。」

「何者なの?」

「私は元は人間で魔族の魔術によってこの姿に変えられた。だがその魔族は魔術の失敗でもしたのだろう。私は以前の自分より遥かに強い存在になったんだ。この不思議な私はとても珍しいカエルとして世界中に名を轟かせているらしいのだが…」

弱い二人をみて油断してペラペラと喋るカエル。本来の目的を忘れかけていた。質問の内容を変えた。

「魔族を知らないとして、二人はなぜここにきたのだ?? それにあの黒いもの(無線)は何なんだ? なぜあれに話しかけていた?」

ルッカはぶしつけにタイムトラベルの話をした。この魔族のアジトに至るまでの経緯を全て

「…なるほどなぁ。つまりお仲間が王妃様と間違えられてしまった為に捜索が打ちきりになり、王妃様が死ぬ未来に作られ、子孫であるお仲間が消えたと。」

カエルは無線機を見ながら興味深そうに納得した。あり得ない事が起こるのはカエル自身の身を持って証明されてきたこと。ルッカの言い分を信じてみるカエル

「では、この施設のどこかに王妃様が囚われてる。で良いのだな?」

カエルが奥のフロアに進もうとした頃、ロックされていた入り口扉が解除され、開く。
カエルは剣を構えた。

教会の外には右大臣のウザナリが立っている。魔術で閉ざされた扉を解除する為の魔法を大臣が唱えた

何故大臣が魔術で鍵のかけられた扉を開けられるのか、ミアンヌが人間に化けていた一例からして、魔族が大臣ウザナリに化けているのだとカエルは悟った。

○ヤクラは偽物王妃を監視するコウモリを付かせていたが、偽王妃の突然の消失に困惑し、監視コウモリをクロノへ付かせていた。
クロノが教会に向かい、そこにカエルを連れてきた事の報告を受けた。カエルの存在に警戒しやってきた。

カエルの疑惑の目が大臣に向けられ、大臣の目は殺られた部下を向ける

床が血にまみれ掃除するのは大変であった。もはや教会は放棄するのが打倒だろうとヤクラは思っていた。

緊急時には鳥に変身して逃げるよう部下達に命令をしていた。カエルの強さの噂は知っていたものの、まさか擬態魔法を発動する隙もがないまま魔族が殺られてしまうのは想定外の事態だった。

カエルを野放しにはできない。本気を出す為にパワーを解放するヤクラ。

 

 

 

○ヤクラはゴキブリ科目の生物としてカエルよりも早く動け、表皮も鎧のように硬い。
カエルが時速200kmで動けるとすればヤクラは時速500kmで動ける。全力を解放するヤクラがカエルに負ける道理はないが、しかし早すぎるスピードは目で追えるものでもない。

カエルの場合、目の大きさもさることながらその視認性、動体視力は人間の10倍を越えるという。ヤクラが時速500kmで動いているとしてもカエルの体感としては50km程度である。野球でいうならスローボールの球であり打ちかえすのは容易であり、ヤクラの進行方向に向かって攻撃を合わせるのも容易である。

とはいえカエルには目が大きすぎる故のデメリットもある。大きいだけに小さ過ぎるものは、より小さく見えてしまう。動体視力が良すぎる分、動きの遅いものはより遅く見えてしまい、止まっているものは視認しにくい弱点がある。とはいえ、それはあくまで本物カエルの場合である。理性の乏しい小型の生物は動くものを餌だと解釈している。野生のカエルは動かない物には興味がなく、動かないものを知覚しないだけであり、理性のあるカエル人間は動かない敵も敵だと判断して対応ができる。


ゴキブリは空気の振動を触覚で感知して敵の攻撃を避ける。ちょっとした空気の振動を感じ取りそれを空間認識能力に活用するには知性こそが重要になるが、知性があるヤクラが空間認識能力を発揮させると、背後から攻撃をしようものなら即座に対応できる。ゴキブリには空気を振動させずに近付く、つまり、ゆっくり近付かれるのが弱点になるがヤクラはゴキブリとは異なり、カエルのように大きな眼も持っている。ゆっくり近付く者にへも対応ができる、  

ゴキブリには後ろには進めない弱点がある。
空気の振動を感知してカエルの攻撃を避けたり、カエルの動きの先を読んで攻撃を合わせるのは得意だがバックできなくて戦える場所が限定される。

とはいえ、ヤクラはゴキブリにはない知性がある。壁に向かってお尻を敵に向けた状態が不利であるとしても、そのまま壁に向かって前足を突き立てれば、その反動で急旋回ができる。

そもそも後ろ向きで歩くのは誰しも難しい。ヤクラとてそれは一緒という意味であり、弱点等ではない。そもそもゴキブリがバックできないのは、バックしようと思わないだけ。バックする意義を見いだせてないからで知性があるかないかの問題である。

 


ヤクラはゴキブリ科目の生物としてカエルよりも早く動け、表皮も鎧のように硬い。
カエルが時速200kmで動けるとすればヤクラは時速500kmで動ける。その為ヤクラはカエルに負ける気はせず、大聖堂を縦横無尽に走り回ってカエルに突撃した。

激しい闘いであり、捕らわれた人々は奥の部屋から出られないでいた。クロノ達も奥へ避難していた。

幸い大聖堂の奥部屋の入り口は細間っており、ヤクラは人間に変身しないと入れなかった。

人間に変身している間は極端に弱くなる仕組みがあった。それに気付いたカエルは奥部屋にてヤクラを待ち伏せする戦略を選んだ。

持久戦はヤクラにとって困る。 大臣に成り済まして王家と議会に潜入していたヤクラは新型兵器が配備される光景を目撃していた。ガルディアは魔族との戦争に備えて、より実用性の高いフリントロック式の銃(実用性の高い火縄銃)をフランスから輸入していた。 世界各国の魔族らはその銃の影響により領地を失いつつあり、ヤクラが属する魔界もその対応に迫られていた。

カエルとの戦いを続けていればいずれ新型銃を持った軍隊がかけつけてくる。そうなったらもヤクラにも勝敗はどうなるかわからなかった。 銃を持った軍隊が到着する前に決着をつけたい。

体内からドリル状のもの生み出して発射できるヤクラは奥の部屋に向けて発射した。

ヤクラのドリルは避ける事ができない。 ヤクラの背から生み出されたドリルは空間を縦横無尽に動きつつターゲットを追尾できる。ヤクラはこのドリルを無意識に操れる。

その仕組みだが、ヤクラは触れた相手のDNAを覚え、その遺伝子にあるミトコンドリアが特有に発するエネルギーを感知して敵の居場所を知る。

直進するドリルが進行方向を変えられるのはミサイルが方向転換する仕組みに似ている。ミサイルの様に独立したエンジンや燃料機関の構造を持ち、遠隔で方向操作する仕組みをヤクラは細胞レベルで生み出している。

ヤクラの背中から5つのドリルが生み出された。カエルはヤクラのドリルを剣で全て弾いた。 限度がないのかの様にマシンガンのごとく、次々とドリルがカエルに襲いかかかる。

ヤクラのドリル生成力はとてつもなく高かった。まるで無尽蔵に尽きる事なく生成されるドリルのエネルギー。実はその元は地中に眠るラヴォスからであり、ヤクラはラヴォスから無意識にエネルギーを調達している生き物だった。

カエルは観念して広間に出た。再びヤクラとの近接戦闘に。

カエルの剣はヤクラのドリルの影響で歯がぼろぼろになり、クロノ達から刀を借りていた。


現代から持ってきたその刀はボッシュが魔力を込めて作った特殊な刀であり、丈夫かつヤクラの高い防御力にも効果が絶大だった。想定外のダメージがヤクラに蓄積される。

カエルもヤクラも戦い疲れた頃、銃を持った軍隊が到着した。

そっくりに化ける魔法は既に完成していた。化けたい人間の髪の毛(新鮮な遺伝子)を採取し、決められた魔方陣の上に置き、決められたコードに沿って呪文を唱えると完成する。王族や従者らの髪の毛は集め終わり魔法化には成功していた。これにより魔力の高い者はいつでも王族や従者に見た目から声色までそっくりに変身できる。アジトは教会以外にまた作ればいいし、ほとぼりが冷めた頃、再び議会に魔族を送り込めばいい。長い目でみれば魔族側の勝利である。

ヤクラはカエルとの勝負をつけるのを諦めて逃げていった。

 

 

 

 


とはいえ、ヤクラはゴキブリでなく魔族である。


とはいえ、ヤクラはゴキブリにはない知性がある。壁に向かってお尻を敵に向けた状態が不利であるとしても、そのまま這いずり周り
急旋回が苦手でも

背中からミサイルのようなドリルを飛ばす事で背後へも攻撃がで

 

、急旋回の覚悟を予めできるのだから、ゴキブリよりも機動性は高い


通常のゴキブリとも違い、ヤクラには眼も機能する。空気の振動を感知しする敏感さと

 


擬態解除をしたヤクラ

 

 

二人が嘘をついてる可能性はリーネは


カエルは倒れていたクロノに手を差しのべ、起こした。。
「女を守ろうとする騎士道は評価に値したぞ。だが弱すぎるぞ。なのに、なぜ扉を開けて逃げなかったのか、」


カエルは倒れたクロノに手を差しのべて起こす。
「女(ルッカ)を守ろうとする騎士道精神は評価に値したぞ。だが弱い…。弱い癖になぜ魔族のアジトに女を連れてきた…」そういって怒った。

 

 

 

 

 


リーネの鐘が造られた由来について思い出す。王妃が無事生きて帰って来た場所(聖マリア教会が盗賊団のアジトにされ

 


ルッカもこちら側の世界に来てしまいルッカ


マールの名前をまだ知らなかったクロノはポニーテールの女性

マールはリーネ王妃

魔族の気配を感知されないように距離を離れたが、

それだと

 

○王家の客室にてマールがクロノにリーネに見間違われているのを話している。クロノは今なら現代からルッカがゲートを開けているので帰ろうと言ったら消失する。
 
(以下なし)

王族に謁見した際、リーネがヤクラの魔力を感知してしまい魔族であることを見破ってしまった。


それをクロノに相談してから消え去えさる。