自殺率は100年前比較では殆ど変わらず

2019年での自殺数は10万人あたり20です。

そして『若者の自殺率が世界一』
この問題について研究してたら、1880年〜2003年まで自殺率データを見つけて


https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/suicide04/2.html

↑ なのだけど、長期的推移は現代と大差なく。(とはいっても現代が一番自殺率が高い)

科学技術が発達して豊かになろうが、そんなの自殺抑止とは関係ないらしい…

アベノミクスが10年近く続き、実体経済が上向きなっているという政治家の意見を鵜呑みにするなら、また、若者以外の高齢世代の自殺率が低下している現状を鑑みるに、自殺未遂しようが自殺が成功しようが、「命をかろんじてる」と言われかねないのが現実。

自殺が成功した人に対して、いまさら言うことはないが、『若者世代ばかりが自殺していく流れ』は同時に『高齢者の自殺率が低下している現状』とあいまって、若者は現実逃避をしているだけと思われかねないだろう。

「精神病んでても、豊か世代だからして甘えて育てられた」と心が弱いだけだと思われかねない。そうなるとブラック企業問題は改善されないだろうし、根性論の空気感がより正当化されると思う。


国際的には若者の自殺率が世界一でも、高齢者の自殺率はそれよりも高いからして、上の世代は「高齢者は若者よりずっと努力している」と言われてしまうと見も蓋もない。

統計では生活保護を受けると、若者の自殺率は6倍に増して、高齢者では2倍に増す。

努力…という指標をそこから見出すのは不適切かもしれないが、やはり若者の方が年寄りよりも頑張っているのじゃないか???

いやいや、そこはもう努力格差というもので、頑張っている人とそうでない人の差が、ただ広いだけという事だろう。

以前、アンケートサイトで『貴方は人の何倍努力したと思いますか?』という調査をしたことがあって、上は1000倍、下は0.01%と
努力に対する人生観は、人によりとてつもなくの差があった