2022-12-16から1日間の記事一覧

リーネの価値 カエルと魔族の会話

リーネの価値https://xpyaan.hatenadiary.jp/entry/2022/12/16/191509 「我らの主を知りたければ、まずはその剣をコチラに預けて貰おうか…」 剣を鞘に仕舞うカエル。剣を収めた振りをして油断させ居合での攻撃をする事も可能だったがもしこの場所に王妃が捕…

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カエルは魔界との国境付近、デナドロの砂丘地帯で兵士達の陣頭指揮をとっていた。 ここ数ヶ月、近隣諸国で魔族との戦争が頻発していた。戦況は人間界が有利であったもののの、ガルディアでも今日明日にでも開戦の兆があるとし、防衛網の強化をしていた。同盟…

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その頃、ルッカは青ざめていた。転送テストは全世界に同時生中継されていて各国政府や国連も強い感心を抱いていた。今世紀最大の発明の披露と共に最大のトラブル。会場にどう言い訳しようか悩んだ挙げ句叫んだ。 『失敗は成功の元なのよ!サイエンスに失敗は…

ゲートの中(2話)

~ゲートの先~ ゲートに呑まれた二人。視界が林に変わる。 突然、空気の味が変わった。美味しい空気。状況が飲み込めない二人は、そこが400年前であり大気がまだ科学物質で汚染されていない世界にいるという事実を知らない。 ※という事もない。浄化槽や下水…

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午前7時、プルーインパルスがガルディアの西海岸からガルディア宮殿の空に突き抜けると、市街から千年祭会場を横切る。大きな騒音に驚きベットから転げ落ちるクロノ クロノは寝不足だった。連日ルッカの発明品のテストに付き合い、昨日はゴンザレスのバラン…