カエル魔界裏切り


○クロノ一人の真上にカエルがいる場合、
クロノが奥に連れていかれた後、フロアに見張り役に一人っ残ったシスター。 
 カエルがシスターに剣を向けて「どういう事か説明しろ」と脅す展開。
背後から剣を当てられたシスターは小さく独り言のを呟くがら、それは短縮された呪文であり
 仲間と交信する魔術が発動される。、施設内にいる魔族は警戒態勢に入り、カエルを包囲した。
シスターは「脅されてしかたなくやっているんです。助けて下さい!」とカエルに同情を求める。
カエルがシスターを守るように前に出ると、シスターは擬態をとき、カエルの首に噛みついた。

「お前が噂のカエルだな。半年前、お前は魔界を裏切って人間側についた…。その後、あれよあれよと武功を立てて将軍の座についたそうだが、どうかな?スパイとして今から再度我々に寝返る気はないか?」

「…悪くない話だが、お前達の組織はどういう目的で人を誘拐しているのだ?食べる為か、奴隷とする為か?」

「我々はガルディア市民に成り済ます為の材料を集めている。ガルディアを内側から崩壊する為の重大な仕事を任されている。」

「それは一体、誰の指示なのか? 魔王様は人間界の侵略までは許可していなかったはずだが…」

「私たちの主の事が知りたければ、その剣を下ろしてからにしてもらおうか…」

剣を下ろし鞘に入れるカエル

「私たちの主はヤクラ様とビネガー様で…」

魔族はヤクラについての経緯をペラペラしゃべると侵略の成果を見せる為に大臣とリーネが監禁されている部屋まで案内した。

「勘違いをしているようだが…私は元々人間だ…。この姿を利用して魔界の調査に潜り込んではいたがな…」

カエルの元の名前はサイラス。魔王がデナドロ山へ基地建設の視察に来るとの情報を聞きつけ、討伐に向かった際、側近のビネガーに殺されそうになったが魔王によってカエル姿にされる事で生きて返して貰えた。ただカエルにされた訳ではない。ジャンプ力や移動速度が人間の頃より10倍を越えると共に、その動きにも耐えうる強靭な体質に変えられていた。

魔王が自分にした行為が理解できなかったカエルは自ら魔界へと潜入を試みた。
魔王は人間と敵対するつもりはないものの魔族を束ねきれないでいた。人間に悪さをする魔族を監視監督しきれず、各地での紛争が度々起こされていた。
人間界は紛争が起こる度、魔王軍による攻撃とのレッテルを張り付けていたが、カエルの調査でそれが間違いだと判明する。

 

※言語の壁は?
魔族は魔王から伝授された魔法陣技術でテレパシーが使える。言語の壁を越えてコミュニケーションできるようになるが、一定の魔力がないと使えない。
カエルは魔力がなくてテレパシーを使えなかったが、魔力のある魔族がテレパシーを使いこなしてカエルを受け入れた。

※そんな便利な技があるならテレパシーできる魔族は人間界では重宝されまくる。テレパシー設定はストーリーの根幹を揺るがしてまう