カエル、修道院潜入
カエルの院内への侵入は事前に魔族側に知られていた。修道院を定時巡回していたコウモリがカエルとクロノの存在に気付いて仲間たちに知らせた。カエルには人間の10倍を越えるジャンプ力とそれに伴うパワーがあり、魔族にとって危険な存在だった。出入り口にて奇襲するべくカエルを待ち構えていた。
カエルはそれを事前に想定したように盾を構えて突入した。地面に足をついた瞬間、時速100kmを越える速度で跳躍し、眼前の敵に突っ込んでいく。前方の敵を盾で抑えつつ背後からくる敵を狙う
だが目の前にいるのはリーネ王妃だった。
カエルの剣が止まる。
だがカエルは油断していない。
人に擬態する魔族が王妃とすりかわる様な万が一が起きたときの為、普段からリーネと直属の護衛であるカエルにしか判らない暗号。合言葉を言う決まりになっていた。
合言葉を返してこないリーネを魔族だと認識したカエルは容赦なく斬っていく。
そもそもリーネが人質にされてしまう可能性もあれば既に殺されている可能性もあった。リーネには特別な能力、生物のオーラを感知する力があり、人に擬態した魔族を見破れる力があった。魔族にとって不都合な存在であるリーネはいつ殺されてもおかしくなかった。カエルはリーネが生きているのは小さな望みだと思い、既に殺されているものだと思って、命を捨てさる覚悟で魔族に特攻していた。
魔王にかけられたカエル化の呪いは高い跳躍力とスピードを得る等、見た目の問題以外はプラスの作用しかなかった。離れた敵を舌で掴み引っ張り寄せて敵の攻撃を防ぐ盾にもできるし、、敵の首を絞めて喋れなくさせて隠密的に倒す事もできる。手袋と靴を脱げば壁にへばりつく事もできる。もし只の人間であったならリーネの救出はままならなかったかもしれない。
魔王にはある意味感謝しなければならないが、だからこそ、目の前で焼き殺されたサイラスについて、カエルは納得がいかないでいた。
サイラスの死体は見つかっていない、本当に魔王はサイラスを殺したのだろうか
ヤクラとリーネの会話
https://xpyaan.hatenadiary.jp/entry/2023/01/01/094510
参考
サイラスを殺したと見せかけてサラを捜索するた為のコマとして利用している魔王。
○カエル。ヤクラとの戦いでは手に負えず、ステンドグラスを割り、リーネを抱えて飛び降り、クロノにリーネを預けてヤクラをくい止める。その間にクロノはリーネ共に街へ向かい援軍を呼ぶ。
◆
https://xpyaan.hatenadiary.jp/entry/2023/01/03/171359
B純粋なクロノ視点にすると、カエルが窓から入り、リーネを抱えて出てきただけの展開に見える。
リーネを連れて役人に助けを呼ぶまでがクロノの役目であるが、ルッカはまだ合流してない。軍隊がかけつける頃にルッカ登場するとして、ルッカは道中で消失していたマールを保護している。クロノも何が何だか判らない状況。
マールにそっくりなリーネから誘拐事情の話を聞けるとして…。
ゲートがいつまで存在しているか判らないので、即効で帰還する事に。
何が何だか判らないまま帰還
a spやら警備やらでルッカのブースはものものしい。
A
リーネを連れて役人に助けを呼ぶまでがクロノの役目であるが、ルッカはまだ合流してない。軍隊がかけつける頃にルッカ登場するとして、カエルを心配しているリーネをさておき、誘拐事情を聞ける空気とは思えない。殆んど無知なまま帰還する解しかない、
カエルはそれを事前に想定し、壁に密着していた。中にいる敵が動いた時に生ずる壁の振動波から様子探りをいれていた。
カエルそれを事前に想定し、壁に耳をあてて中の様子に探りをいれていた。
とはいえカエルは人間のような耳の形を持たない。カエルは実質鼓膜が露出している。 音波が鼓膜を直接振動させ、耳小 骨を介して内耳のリンパ液を振動させる。 カエルでは内耳にパピラという小器があり、この表面に有毛細胞が 1000 個ほど存在している
窓から入った瞬間に攻撃をされる危険を感じたカエルは盾を